阪神淡路大地震が残したほんとうの教訓は

 あなたは救援隊が助けにくるまで息があるか?
 1.犠牲者のうち95%が建物の中で亡くなられた

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阪神淡路大地震は、発生が早朝だったこともあるでしょうが、以下のデータをどう理解しますか?


 ・最終的な犠牲者は
6,433人
 ・建物の中で亡くなられた85%の方々は家屋の倒壊、あるいは
  電化製品や家具などが原因で、そのほとんどが
圧死
 ・震後火災による焼死者の多くが建物の中で逃げられずに犠牲に。
 ・焼死者を加えると建物の中で亡くなった犠牲者は全体の95%
 ・監察医の調べで犠牲者の92%が地震直後の15分以内に息
  途絶えてしまっていた



 2.救援体制による建物内からの救出は、3日かかる

<自分の命を他人(ひと)まかせにして良いのか>
巨大地震が発生した時には、「お役所が何とかしてくれる! 自衛隊が救出してくれる! 」と、すっかりお役所まかせの方、または「自分と家族だけは災害に遭わないはずだ。」と超楽観主義の方、あなたの回りにもこんな方がいませんか? こんな方に限って、何ら地震対策を講じていないことが多い。

  
自助>共助>公助  と言う順番の意味
「天は自らを助けるものを助く」のとおり、先ず、自助で我が身の安全を図り、自助が出来なかった場合にはお隣・ご近所からの助け(共助)を待って、それも叶わなかった場合(最後の手段)は、お役所の公的救援(公助)を待つという順序です。

巨大地震は、お役所勤務の公務員や自衛隊員の住居に対してもあなたの住居と同じように襲います。 いかにお役所では災害担当の公僕であったとしても、自宅で家族が家具の下敷きとなったり、家屋の倒壊で『お父さん!助けて!』と泣き叫ばれているのに、それを振り切って、役所に登庁することができるだろうか? 先ず、自分の家族を救出するのが人情というもの。 お役所の公僕もあなたとおなじ人の子です。
このように考えると、巨大地震発生から3日間位は救出・救援部隊として、あなたを助けには来てくれないことを覚悟し、あなたとあなたのご家族については、自力で生き残っていただくしかありません。 (住民からの税金で活動しているお役所の立場から、『数日間は救援できないから、自分たちで生き残って欲しい。』なんてことを堂々と言えはしないでしょう。) 


<自衛隊・レスキュー部隊による救出の限界>
どんなに完璧な救出・救命体制(行政による事後体制・対策)があっても、高度なプロの救命士をそろえているところであっても、圧死状態の方や、火災による延焼によって焼かれそうな方のように、最も緊急を要する多くの人の救出には、きびしい限界があることを肝に銘じて頂きたい。



<家具・テレビは飛んでくる>
神戸では、『
アップライトピアノが跳ね上がって天井にぶつかった。 タンスが自分めがけて飛びかかってきた。 テレビが空中を飛んだ。』と言う体験談を多く耳にしました。

置いてある全てのモノが“倒れる”と言うより『飛んでくる』ということです。
タンスと言っても中身も含めて100Kg以上の重量のものが、加速度による大きなエネルギーを加えて、襲い掛かってくるから、そんなモノの下敷きやカラダの一部に当たっただけでも致命傷となりかねません。 また、食器棚が転倒すると、やっかいです。 中の陶器やガラス類が飛び出して破損し、床だけでなく、壁などの垂直面にも刺さって、これに触れたために怪我をします。
このように、巨大地震で、真っ先にあなたを襲ってくるのは、いつもあなたが愛用している家具や電化製品です。

これが、阪神淡路大地震の教訓なのです。


家具などの下敷きになったばかりに、意識があるのに「熱い!熱い!」と叫びつつ炎に焼かれてしまうのか、それともあらかじめ下敷きにならないような準備をしておくか?

あなただったら、どちらになりそうですか?




 3.大地震で生き残るためには
結論は
 @自分の足で、歩くことが出来
 A建物外に逃げる
ための逃げ道確保されている

ということが必要です。避難場所にたどりつければ99%生き残れます!

大地震では、まず怪我をしないで生き残ることが最優先
避難袋の水や非常食のお世話になるのは、生き残ってからです。

普通の健康状態の方なら、2・3日間、水以外は無くても何とか我慢出来ます。間違いなく生きられます。 (もちろん非常食などは、無いよりも有ったほうが良いのですが‥‥。)ボクシングの選手が計量の前に、一週間以上も断食に近い状態でトレーニングしているじゃないですか!

被災後、3日もすれば、救援物資が届き始め、ボランティアなども動き始めて、炊き出しなども始まるでしょう。それまでの間、すこしの辛抱です。
でも、その時点で建物や家具の下にいたままで、避難場所までたどりつけなかったとしたら、いくら手元に水や非常食がふんだんにあっても、それすら口に出来ないのです。


ご理解願いたいのは、水や非常食の備えの前に、優先すべきことがあるということ。
それが事前防災としての家具の転倒防止であり、建物の倒壊防止なのです。
特に、建物より先に倒れる家具のために、逃げ道がふさがれてしまうのは、致命的です。


なお、水以外の食べ物は2・3日なら我慢できるが、ただ一つ我慢できないのがトイレ。 たとえ何も口にしなくても不思議とトイレには行きたくなります。 阪神淡路大地震では、糞尿に溢れかえったトイレが使用不能になり、やむなく我慢させられて、健康状態を悪化させた方が数多く出たと報告があります。(特に女性は便秘の大敵) 
転倒防止対策の次に備えるべきは、まさに、非常用のトイレでしょう。




最後にくりかえします!! 

事前に自分の命を守る備えをしない方
どんな悲惨な状況にさらされていようと、
プロと言えども
これを助けることは出来ない!


みんな、自分が逃げるだけ、助かるだけで精一杯。


 4.阪神淡路大地震を体験された方の体験談から(抜粋)

<震度7の恐怖>
 神戸は、地震とは、無縁の地だと思っていたのに、いきなりあんなひどい思いをすることになろうとは。 いまだに私には、その時の恐怖感が体内に刻み込まれている。
ベットに倒れてきた洋服ダンスの下敷きになり、5センチ右に寝ていたなら、タンスの金具で頭蓋骨が粉砕されていたのは確実だと知った恐怖
書棚の
一枚ガラスが落下し、あと左10センチで頭部か頚部を切断されていただろうという恐怖。
ベットの枠で頭を打ち、右足の拇指に片方の箪笥の角が当って爪の下に内出血が生じた。
 思えばその瞬間、ベットの上で沈む感覚があったと思った直後、二度大きく突き上げられた。 数センチは上がっただろうか。
続いて水平方向の激しい揺れがあった。十数秒だったのだろうが、2・3分に感じられた。住居は上下震と水平震に加えて揉みともいえる捩れ現象があった。
この間にベットは床を20〜30センチ瞬間移動していた。 まるでジェットコースターのコーナーの疾走の感じで、到底、起き上がるという行動に移ることすら出来なかった。 (以下略)


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